店舗什器の「SDGs」とは?

2022/4/26

店舗什器の「SDGs」とは?

今ではすっかり聞き馴染みのある「SDGs」という言葉。

世界中、ありとあらゆる人が取り組むべき目標として認知され、
当然お店作りや店舗運営においても、意識せざるを得なくなってきています。

私たちの作る什器を通して、店舗、オフィス、公共施設、あらゆる場所でのSDGs貢献のお手伝いができれば幸いです。

  

素材で考える

まずは不思議な素材感のこちらの什器。
様々な色、繊維が混ざり合った独特の素材感。石みたいだね、と言われることもあります。

なんと廃棄衣類を100%利用したサスティナブル素材で作られているんです。

サスティナブル什器のシリーズを見る

  

 

無印良品 銀座で開催された「えらぶ、つかう、つなぐ展」での写真。
古着の回収ボックスとシャツハンガーに、先程の什器が使われています。

廃棄衣類をリユース・リサイクルして循環させる、
無印良品さんらしい素晴らしい取り組みですね!

什器の事例 / 無印良品 銀座 / えらぶ、つかう、つなぐ展

 

こちらがその素材ボード。

リサイクル素材とも呼ばれる素材の多くはまだ主流ではありませんが、
環境問題への意識が高まる中で、生活に浸透する日がくるでしょう。

什器の専門家として、私たちも日々研究が欠かせません。
今後も、新素材を使った新しい什器づくりに挑戦していきます。

 

一方こちらはノイン株式会社さんのヘアケアブランド、
「ABUR」の販促什器の製作事例です。

ディスプレイする商品は、自然由来の成分からできたボタニカルな化粧品。
ですが、通常の販促什器は使い捨てのものがほとんど。
紙やスチロールなどで作られ、すぐに廃棄されてしまうものばかりなんです。

今回は「捨てない什器」を実現するために、
環境に優しい素材を使った什器を製作しました。

什器の事例 / ABUR / オリジナル販促什器

 土台に使用したのは、ヒノキの「間伐材」
一般的には、ただの環境破壊と思われがちな木の伐採ですが、
森林が健康に育つために、適度な伐採はむしろ必要なことです。

人の手が加わっていない森林では、木々が密集して成長してしまいます。
そうした状態では森の循環に悪影響が出てしまうことも。

そこで木を間引く「間伐」を行い、健康な状態に保つ必要があるんです。
その過程で生まれた「間伐材」を積極的に使うことは、結果的に自然と人の共存につながっていきます。

次に使用したのはSHOP COPACKお馴染みのスチール素材
あまり知られていませんが、環境に優しいサステナブルな素材です。

スチール素材に用いられる鉄は、自然界にとても豊富な資源。
加工に発生するエネルギーも少なく、いらなくなったらまた鉄に戻して、何度も使えるリサイクル性にも優れています。

 

 

こんな風に素材の選定から始めるのも、
SDGsに貢献できる什器づくりの一つです。

長年アパレル店舗の什器を作ってきたノウハウを活かして、
お客様それぞれ、ご要望に適した素材を私たちは提案しています。

 

DX化で考える

素材以外で考えられる取り組みにはどんなものがあるでしょう?

例えば流行りのDX化なんてどうでしょうか。
SHOP COPACKの中でも、デジタルサイネージはお問合せが絶えない人気の什器です。

写真はノイン株式会社さんの展示会にてご使用いただいた事例。
フロアマップを表示してペーパーレス化、ゴミの削減につながりました。

什器の事例 / greencosme NOIN SDGs Beauty Event

DX(Digital Transformation、デジタルトランスフォーメーション)とは
進化したテクノロジーを利用して、生活を豊かにしていくことを示します。
まさにSDGsにぴったりの言葉ですね。

無駄な用紙を使わないペーパーレス化、
キャッチ―なコンテンツを用いて販促効果UP、
ネットワークを使うことで効率性UP、etc....

DX化のメリットを挙げれば、とてもきりがありません。

なんだか難しそうと思われがちですが、実際に使うと実はそうでもありません。
SDGsへの取り組みで悩んでいるのであれば、一緒にDX化まで遂げてしまうのが最も効率的かもしれません。

DX什器のシリーズを見る

 

デザインで考える

SHOP COPACK什器の特徴はミニマルで洗練されたデザイン
すなわち、あらゆる空間にコーディネートできる圧倒的に「馴染みやすい」什器なんです。

店舗やオフィスの改装で、内装が変わってしまっても問題なく使い続けられる。
そんなデザインをコンセプトに製作しています。

例えば当店オリジナルのバナースタンドシステム「RAY」
展示会やポップアップショップ用でご要望いただくことが多いです。
その理由はスマートで無駄のないデザインと、工具不要で組立て自由という便利さから。

ポップアップ什器のシリーズを見る

蔦屋書店 名古屋みなと店での展示事例、
卓と農業を「本」でつなぐプロジェクト「蔦屋書店もニッポンフードシフト」。
こちらも
SDGsを意識した展示内容ですね。

同じく什器として使われているカゴのカラフルさに対して、
シンプルなフレームのバナースタンドを用いてバランスを保っています。
今後も形を組み替えることで、別の展示にもご利用いただく予定です。

ミニマルデザインは「ただ装飾がないだけ」と捉われがちですが、
どんな空間にも合う便利さから、結果的に長く使い続けられるメリットも生み出せるんです。

せっかく選んだのだからできるだけ長く使えるように、
私たちは、今後も洗練されたデザインの什器を製作していきます。

什器の事例 / 蔦屋書店 名古屋みなと店

 

そもそもSDGsって何?

SDGs(Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標)とは
2015年の国連サミットにて採択された国際目標です。

簡単に言えば、経済や環境の問題をなくし、より良い社会を作るために世界中で取り組んでいこうという目標です。
近年日本でもかなり注目度が高まっており、特に会社単位でSDGsへ貢献することは、企業の評価を高めるための大きな課題になってきています。

 

具体的に何をすれば?

SDGsって聞くと、なんとなく環境問題のことばかりイメージしていませんか?
以前は私もそうでした・・・実はSDGsの定義はかなり広く、17個もの目標が設定されているんです。

1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに。そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任、つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

 

什器の専門家として

いかがでしたでしょうか?
什器の専門家として、SDGsに貢献できる什器の考え方をご紹介しました。

今回ご紹介したのは「捨てない什器」の提案でしたが、
もちろんそれ以外にだってやり方はいくらでもあります。

是非、あなたの店舗やオフィスにあった貢献の仕方を考えてみてください。
別注製作や、仕様変更のご相談も喜んで承ります。

また、今回ご紹介した事例の他にも、当店の新サイト「什器の事例」ではたくさんの当店什器の導入事例を掲載しています。
ぜひこちらよりご覧ください。

SHOP COPACK「什器の事例」

 

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