先日、SHOP COPACKショールームにて、「什器とSDGs」と題したセミナーを開催しました。
お越しいただいたのは、株式会社ロフトの店舗VMD担当者様12名。ロフトさんのVMDコンテストで優秀賞を獲得されたみなさまです。
ロフトさん、VMDコンサルティングのフォーハーツさんと共に、什器とSDGsの関わりについて考えるセミナーです。
当社では、サスティナブル素材を活用した什器にも力を入れています。近年では、クライアントの企業様からもそのようなご要望が増えてきています。
セミナーでは実際にそのような什器のサンプルに触っていただきながら、特徴や加工方法、デザインのポイントなどを解説させていただきました。当日の写真と合わせて、紹介させていただきます。
印象的な素材感のこちらのシリーズ。こちらの商品は廃棄衣類を100%利用して製作されています。
洋服の廃棄問題の解決を助ける可能性のある素材です。服の繊維感を残すことで独特の素残感を生み出しています。
参加者の方には実際に見て・触ってサスティナブルな新素材を体感していただきました。
やはり初めて触る素材感というところで、ご興味を持っていただけたようです。
素材の成り立ちや、それを使って作ることのできる什器など、お話ししました。
木を切る行為は環境破壊だと思われがちですが、一概にそうではありません。
森林が健康に育つためには、間伐といって、適度に木を伐採することが必要です。
特にヒノキは日本中に植えられているものの、現在使いみちが少なく余っています。
コスト的にも外国産の合板におされて、需要が減っています。
需要がないと適正な間伐が行われず、結果的に森林が死んでしまいます。
間伐材を積極的に使うことで、森に循環が生まれ、結果的に豊かな森林を育み、森と人の共存に繋がります。
ヒノキを使った雑貨を作ることで、間伐材に需要を生み、森を守ることをコンセプトとした当社の雑貨ブランド「ヒノキノヒ」。
国産のヒノキの間伐材や端材を活用し、香りや美しい木肌を楽しめる商品を作っています。
実はロフトの店舗でもお取り扱いいただいているんです。ロフトのみなさまは実際に店舗で販売してくれた覚えもあるとのことで、この機会に改めてご紹介できて嬉しい限りでした。
※ヒノキノヒの商品はロフトさんの店舗をはじめ、弊社サイトCPK GALLERからもご購入いただけます。
ヒノキノヒの商品はこちら
ヒノキは販促什器でも使うことがあります。
この春にスタートしたノイン株式会社のヘアケアブランド、ABURの販促什器でもヒノキを使った什器を製作させていただきました。
使い捨ての多いコスメ・ヘアケア系の販促什器に一石を投じるような、捨てない什器を作りたいとご相談いただきました。
それで、弊社からはヒノキ間伐材とスチール素材を組み合わせた、「捨てない什器」を提案しご採用いただきました。
実はこちらもロフト全店に販促什器として納品させていただいています。
弊社ではスチール素材を使った什器を多く取り扱っています。得意としている素材のひとつです。
なぜ、わざわざSDGs絡みのテーマでそれを紹介するかというと、スチールが実はサスティナブルな素材だからです。
SDGsと結びつきがなさそうなスチール、つまり鉄ですが、実はリサイクル性に優れています。
役割を終えた鉄製品は、キレイな「鉄」に再度戻れるので、何度でも何にでも⽣まれ変われることができるんです。
そのため、鉄製品の廃棄物は、費用を払って捨てるのではなく、資源として売ることができるんです。
そのような見過ごしがちな身近なスチールという素材のポテンシャルについてお話ししました。と同時に、私たちのデザインへのこだわりもお伝えさせていただきました。SHOP COPACKはシンプルなデザインにこだわっております。
洗練されたシンプルな什器は、汎用性も高く飽きることなくご利用いただけます。
ずっと使えるデザインというのもSDGsに繋がっていくのではないでしょうか。
他にもいろいろ紹介させていただいたのですが、書ききれませんのでここまでで。
みなさま真剣に聞き、また考えていただけたようで、とてもいい試みかと思いました。
ご紹介した商品は引き続きショールームにて展示いたしております。
既製品以外にも、お客様のご要望に合わせた別注対応も得意としております。
気になる商品ございましたら、ご予約のうえお越しください。
営業時間:10:00 ~ 17:00
※12:00~13:00を除く
定休日:土日祝
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